川俣の5つの地区には櫛田川に流れ込む大きな支流が5つあります。

七日市には小屋川、宮本には湯谷川、富永には福本川、粟野には地之添川、田引には奥山川。この支流は本流櫛田川とともに四季を通じていろいろな姿を見せてくれます。寒い冬を終えると川沿いにネコヤナギが芽吹き、3月にはあまご釣りの解禁を迎え、釣り人でにぎわいを見せます。4月になると川から田んぼに水が引かれて稲作が始まり、6月には蛍の乱舞が幻想的なひと時を楽しませてくれます。七日市地区ではこの時期に小屋川のほとりで「ほたるまつり」が行われ、わざわざ遠くからも蛍を見に来ていただきます。初夏を迎えると「アユの友釣り」が解禁されます。また、カヌーで川下りを楽しむ人、日帰りキャンプを楽しむ人でにぎわいます。川沿いは広葉樹が多く、秋にはきれいな紅葉と川の流れに舞う落ち葉を楽しむことができます。5つの支流にはそれぞれ川沿いに車道があります。車で源流域まで入るもよし、本流から沢歩きを楽しむこともできます。珍しいものは何もありません。余計なものも何もありません。歩いたり写真を撮ったり釣りを楽しんだり、…、自分を楽しみにお越しください。(今回は「小屋川」と「櫛田川」をご案内しています。)

小屋川

川俣富士「高鉢山」が源流の、小さいけれど豊かな川。それが小屋川です。

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「恋ケ谷」、意味深げな谷から流れ込む清流は夏、

​蛍の「恋」が実る名所です。

 

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神社では珍しく「乳」の字が使われる「乳峯(ちのみね)神社」も小屋川のほとり。

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高鉢山までは林道で上ることができます。

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しばらく見ていると、「つがい」で散歩。

ここの住人、別に逃げもせず悠々としていました

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コメにお茶、イチゴ、「七日市野菜」と呼ばれるこだわりの品々。それもこの小屋川の贈り物です。

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​「蛍のための川」地元の人たちの思いが詰まります。

櫛田川

高見山を源流に持つ​櫛田川は、三重県中部の中央構造線沿を東西に流れ、伊勢湾にそそぎます。雲出川、宮川と並ぶ大きな河川で、ゆえに私たちは単に「おおかわ」と呼ぶことがあります。本流は「波瀬」から流れますが、「森」から流れる蓮川には多目的ダムの蓮ダムが作られ、三重県中部、志摩鳥羽地域のみずがめになっています。太古、倭姫命が清流に姿を映し、髪をとかしたときにその手に持っていた櫛を落とした地を櫛田と名付けたとあり、川名の由来ともなったのではないかとされています。

また、川俣地区を含む一帯は奥香肌峡と称されます。「肌が香る」という少々艶のある名称ですが、波瀬ゆり、しゃくなげ、香魚と呼ばれるアユ、ワラビ、ゼンマイ、タラの芽・・・、香り高い私たちの自慢はこの櫛田川が育んでいるのです

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福本川をはじめとする支流は本流「櫛田川」へ注いいでいます。この「ピンヤ」あとは富永の柳瀬橋。以前は通路に板を並べた小さな橋が架かっていましたが、現在は大きな橋が架けられています。

 

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これがその架け替えられた柳瀬橋。橋の上流下流ともにアユ釣りのポイントです。

この辺りは通称平松。川が蛇行しているのでカヌーを楽しむにはいいポイントです。川はこの後反時計回りに大きく蛇行し、「毛原橋」に到達します。

平松の沈み橋から毛原橋まで、カヌーで下ると約1800m、カヌーを陸に上げて、出発点平松まで約800m・・・カヌーのポイントとして好まれる理由です。途中、岩の間を抜けたり緩やかな流れと風景を楽しんだり、どちらかといえばスラローム向けなのでしょうか。

​こういった急流は、アユ漁の絶好のポイントでもあります。カヌー、アユ漁、デイキャンプ・・・楽しみ方様々ですが、マナーを試されるポイントでもあります。

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田引と赤桶(あこう)の境にある堰堤は、発電用のダムです。写真は平常時ですが、増水時にダムを超えて流れるさまは圧巻です。

 

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川沿いは四季をはっきりと感じることができます。