コミュニティースクール かばた考2

コミュニティースクールのさまざまな取り組み

川俣地区を考えるシリーズ企画「かばた考」では今回、私たちの地域の子どもたちが通う香肌小学校をとりあげました。先生方・保護者のみなさんはじめ学校関係者の皆様及びコミュニティースクール関係者の皆さまのご理解・ご協力に感謝申し上げます。香肌小学校は、2018年11月現在全児童数20名の小さな学校ですが、周囲は豊かな自然環境に恵まれ、その中で子どもたちは、のびのびと学校生活を送っています。特にコミュニティースクールを通して地域住民たちとの結びつきは深く、子どもたちは、地域の人たちから教科以外のさまざまなことを学んでいます。またSkypeを使ってオーストラリアの小学生たちとも交流しながら英語学習を進めています。香肌小学校は「小規模特認校」に指定されているので、就学条件を満たせば松阪市内全域から通学できます。

注1 コミュニティースクール( CS ) … 学校と保護者・地域住民が友に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させ、また参画することで「子どもたちの豊かな成長」を支えようとする仕組み・制度・考え方のこと

注2 小規模特認校の就学条件

■ 保護者と児童が市内在住または在住予定である方

■ 小規模特認校の教育活動等について賛同・協力する方

■ 通学は保護者の責任と負担で行える方

■ 原則卒業まで通学出来る方

図書ボランティアのみなさん

オーストラリアの小学生たちとメールのやりとり

飯高中学校区では、「地域とつながり、飯高を愛し、飯高を誇れる子ども」をめざして、コミュニティースクールの取り組みを進めて2年目を迎えています。この目的は簡単に言いますと「子どもたちの学びと育ちを支えるため」に、学校・保護者・地域が一緒になって取り組んでいこうというものです。香肌小学校では、子どもたちがボランティアや地域の皆さまにお世話になり、学校だけでは学ぶことの出来ない本物の体験や学習をたくさんさせてもらっています。今年度は授業では、野菜の植え方・でんがらづくり・粘土クラフト・ちぎり絵・大谷嘉兵衛翁について、エプロン作りでミシンの縫い方などを教えてもらいました。野菜作りボランティアさんには、夏には、ナス・パプリカ・サツマイモなどの野菜の苗植えを教えてもらいました。秋には、珍しい名前のカリフローレ・アレッタなど合わせて5種類の野菜苗を植えました。

校舎周りの環境も整備して頂き、きれいになっています。校舎前や運動場の花壇には、花ボランティアさんと子どもたちが一緒に植えた花が咲き誇り、心和む風景になっています。図書ボランティアさんには、昨年度は書架の掃除・本の整備、今年度は本の分類表の作成・掲示などをしていただき、図書室がとても明るくなり。子どもたちが楽しめる図書室になりました。MJ8の皆さんには、地域の昔話の「粟野の咳岩(せきいわ)さん」の人形劇を見せていただきました。熱のこもった語りに、真剣にまた楽しそうに見ていました。昨年度は、地域の方々のたくさんの作品や絵をお借りして展示させていただき、子どもたちは、普段見ることのない作品に触れて感動していました。

振り返ってみますと、子どもたちは、地域の皆さまに育ててもらっていることを強く感じます。地域の皆さまから子どもたちとのふれあいは楽しいというお声も聴いています。お気軽に香肌小学校へおいでいただきたいと思います。これからも香肌小学校の子どもたちの学びと育ちを支えるため、地域の皆さまのお力をお借りしたいと思いますのでよろしくお願いします。皆さまの趣味で作ってみえる作品なども展示させて頂きたいと思いますので、是非ご連絡ください。

コミュニティースクール

コーディネーター

深田明美

「家庭科の授業でエプロンを作るのやけど、今回初めてミシンを使う子どももいるので手伝ってくれませんか?」明美さんからのお誘いでした。友だちから香肌小学校へ図書ボランティアに行っているお話を聞いていましたので、いつか自分も関わってみたいと思っていました。5,6年生複式学級で家庭科の授業です。先生は細やかに丁寧にポイントを教えながら、ひとりひとり子どもたちに目を配りすんなりと授業を進めていかれます。私はドキドキ、ヒヤヒヤしながらのお手伝い。「こうしたらどう?」「こんな方法やと楽チンやよ」と教える私に、子どもたちの目は真剣そのものです。自分も大好きな裁縫ですので、本当に楽しい時間でした。後日、きれいな字で頑張って書いてくれたお礼のお手紙をいただきました。出来上がったエプロンを身につけて最高の笑顔を見せてくれた皆さんの写真もまた宝物です。50年以上前、教材として買ってもらったピンク色のセルロイドの裁縫箱に大切にしまいました。子どもたちは地域の宝です。これを機会に微力ながら応援できればと思っています。温かく迎えてくださった先生方、本当にありがとうございました。

そして児童のみなさん、また会いましょうね。

コミュニティースクール

ボランティアスタッフ

村林節子

​今回、香肌小学校のコミュニティースクールを取り上げたのは、二つの理由からです。自分たちの地区の子どもたちが通う香肌小学校には、地域住民誰もが親しみと愛着を持っています。ここ数年来の人口減少に伴って私たちの地域では、川俣小学校・森小学校・波瀬小学校が次々と休校となっています。そんな中、次は香肌小学校じゃないかと、心配そうにそして寂しそうに噂する地区の人たちを見かける事があります。「子どもは村の宝やから」とみんなが言い、地域の子どもたちをいつも温かく見守っています。私たちにとって「香肌小学校」は、いつまでも「明るく元気いっぱいの場所」であってほしいのです。コミュニティースクールにボランティアで参加している人たちの想いも同じです。そのような想いを伝えたかったのが一つめの理由です。「香肌小学校」は「みんなの香肌小学校」でもあるのです。二つめは、「香肌小学校」の魅力を紹介したかったからです。その校舎・佇まい、コミュニティースクールの取り組みなど、その環境(少人数・豊かな自然)で学んでいる児童たちは、都会の小学生たちが味わえない素敵な体験をし、多くのことを学んでいます。今春行われた「全校遠足」の写真を見ると、広い青空の下、遙かに見える飯高の山並みを背景に、三峰山の八丁平で子どもたちはのびのびと遊んでいます。年長の子が低学年の子の手をとり気遣う様子は、まるでひとつの家族のようです。全校児童みんなが、助けあい励ましあって山登りをしている姿を見る時、「ああ、これが香肌小学校なんだ」と、その魅力の一端が垣間見えた気がしました。

かばたサイト編集部

みんなの香肌小学校

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松阪市立香肌小学校HP

地域の人たちは 会ったときには いつも声を声をかけてくれますみんながぼくのことを知ってくれていて 大切に思ってくれていると思うと とてもうれしくなります   (児童の作文より抜粋)