高鉢山

標高788.1m。廃校となった西中学校から眺める高鉢山は、これぞ<川俣富士>と地元の人から愛される風格を感じさせてくれる

<春> ウグイスのさえずりを聞きながら、ニリンソウ ヒトリシズカ ササユリ コアジサイ イワタバコ…、の山野草を見つけては心ときめき、イタドリ ワラビ ゼンマイ タラの芽 野イチゴ等々自然の恵みを探しに里山を歩く。

​<夏> 早起きして爽やかな風に誘われ、幼い子どもたちと長靴を履きクワガタ、カブトムシを探しに雑木林に入る。

​<秋> 紅葉を眺めながら林道を歩けば、山栗、アケビ、山柿…松茸を見つけることも

​<冬> 山の頂上から北風が吹きおろし始めると切り干し大根、切り干し芋、干し柿作りに精を出す。

​窓を開けると高鉢山が…

レースのカーテンを引くように、雨がたかはちさんから降ってくると大慌てで干し物をいれる。七色の虹がたかはちさんにカチューシャのようにかかれば、必ず一つは良いことがあるような気がしてくる。でも…台風シーズンには麓の人々は避難しなくてはならないのです。一年を通していろんな表情を見せてくれるたかはちさん。たくさんの知恵をいただき多くの自然の贈り物をありがとう。<川俣富士>わたしにとって心の拠り所の山だ。

​(乳峯神社前の駐車場)ゆっくり歩いて2時間で頂上へ行けますよ

​右方向にね。一本道で迷うことはありません

​近くまで山の見回りに来た時は、頂上のあずまやを清掃

約15年前林道が完成した時、秋の山道造りの後はビンゴゲーム、宝探し、お餅まきがあった広場。

数年は続いていたかな。当時子供の背丈ほどの柿の木が見上げるほどに成長していた。

近年の暖冬の影響でしょうか。山間部の川俣地区ですがこの冬は雪が積もりませんでしたが…

2020年1月18日の朝でした。めったに会えないたかはちさんにやっと出会えました。でもあっという間に天空に消えてしまった。

個人の持山もありますが、高鉢山は区有林、また分収造林の面積が多い。一昔前までは5軒程の農家が<かや草こば>の権利を区から買い、何年も何年もかや草を大切に育ててきた場所でもある。夏が過ぎススキの穂が出てくると毎日のように山に登る。そして冬休み家族総勢で束ねてあるかやを、山から降ろすのだ。それは木炭を入れる炭俵を編むために、またかやぶき屋根を葺き替えるためにも沢山のかやを必要としていたからだと思う。昭和の後半になると夏野菜を育てるための大切な下草とした。「やまの頂上から中腹までは<かや草こば>やったんや」父はよく眺めながらつぶやいていた。ある方は、かやを育てるのに肥料を背負って登ったと聞く。その父も昭和45年からかやを刈らなくなった。あの頃は、村の人達は誘い合わせてたかはちさんへ。かやを刈り取り手入れされていた山は、ゼンマイ ワラビなどの山菜が採れるの宝の山だったのだ。そして今、麓の田畑と同じように高鉢山もまた、荒廃が静かに進んでいるように感じる日々である。

​頂上からは森深野地区、そしてずーっと山の麓にホテルスメール

​西の方向には乙栗子の集落が見渡せます

​生粋の”川俣っ子”だったらほとんどの方が一度は登っている山だ。小学校の遠足コースだった。15年以上前に5年の工事を経て林道が完成すると、気軽に登れるハイキングコースになった。今、このページを見てくださっているあなた…さあー🍙をリュックに入れて行きましょう!

​🍙を頬張りながら東の方を見下ろすと粟野、田引が見える